私の考え

国民の方にしっかりと向いた政治 本物の政治の実現(2012年10月17日)

 野田総理は秋の臨時国会をなかなか開こうとせず、このままでは1ヶ月近くも無駄に過ごしかねません。これは国会を開くと野田内閣の問題が追及されたり、「近いうち解散」の約束を迫られることを恐れているからです。保身を最優先させ、国民や国家に背を向けている政治としか言いようがありません。自民党は与党の対応を見極めつつ、野党として入口で審議拒否せず、特例公債法、国会議員定数是正法などの審議を促進し、参議院委員会採決直前で最終的に「近いうち解散」の約束を迫る戦略に転換する必要もあるかと思います。

 今の政治で最も問題なのは、国民が納得できない政治が進んでいることです。そもそも政治は国民の幸福のためにあります。国民全体の利益としての国益を守ることにあります。党内のゴタゴタや国会の中の駆け引きだけで政策がきめられてはなりません。この点は自民党も前述したように国民の納得のいく正しい対応をしなければなりません。

 これまでの民主党の政治は国民に耳ざわりのいいことを言い、結局は国をガタガタにしてしまいました。マニフェストの主要な政策は何一つ実現されず、マニフェストに無い重大な政策変更(消費税の引上げ)は成立と同時に国民に信を問わず、場当たりの外交、安全保障についても大いに国益をそこなってしまいました。政治の判断は時として国民生活に重大な影響を与えます。国益を大きく左右します。私たちの時代だけでなく、子どもたちや孫の時代にまで影響を与えます。それだけに政治家の判断は間違ってはならないのです。

 私は皆様のご支援により、40年の政治家としての人生をいただきました。長年の経験と豊富な実績を今こそ生かす時だと思います。それが私に課されて使命であり、皆様への恩返しの時と思います。今こそ、「本物の政治」を実現しなければなりません。私の政治家人生の全てをかけて、この混迷した政治から脱却させ、日本や鹿児島の再生に全力で取り組みます。一日も早く党首会談が開かれ、意義のある臨時国会が開会され、国民の政治への信頼が繋がるように期待します。

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