ついに精神障害者の医療・福祉対策の根本的大改革がスタート!
11月9日(金)、自民党心神喪失者等の触法及び精神医療に関するプロジェクトチームは最終的な改革案を取りまとめ、11月12日(月)与党三党が同様の結論を得た。
保岡代議士は、鹿児島の今村一英先生((社)日本精神科病院協会 監事)や吉牟田直先生から相談を受け、深刻になっている触法精神障害者の処遇や、立ち遅れている精神科医療保健福祉サービスのありかたについて、私的勉強会で検討をはじめ、法務大臣に就任した際には法務省と厚生労働省との検討会も立ち上げた。鋭意議論を重ねた結果、2年半かけて保岡試案をまとめ、党に検討機関の設置も要請した。
そんな時、本年6月、大阪の池田小学校で起きた無差別児童惨殺事件は世間に非常に大きな衝撃を与えた。小泉総理は、これに正しい答えを出すべく強い決意を表明。
保岡代議士は、「日本の精神科医療は外国に比べ著しくおくれていて、悲惨な事態を招く結果につながっており、単に触法精神障害者に対する処遇を考えればすむものではない。この機会に大幅に精神科医療・福祉の改善を図る必要がある。」と、強く主張。
改革案は、@触法心神喪失者等の処遇の適切な改革、A精神障害者の医療保健福祉の充実強化の2本柱になっている。
@「治療措置(仮称)申し立て制度」の創設。検察官が殺人、放火等の重大な犯 罪を行った者を心神喪失者又は心神耗弱者と認め、不起訴処分としたときは、 地方裁判所に対し、治療措置の決定を申し立てることが出来る。裁判官を長と し、精神科医のほか精神保健福祉等の精神医療関係者を加えた地方裁判所の判 定機関が、治療措置を決定するというもの。そのため、対象者の処遇は、国公 立病院に専門治療施設を設け、充実した治療をし、退院後も適切にフォローす るなどの整備を図る。
A精神障害者一般の保険・医療・福祉の充実のためには、特に患者の症状に応 じた適切な入院医療、在宅生活を支える医療・福祉、社会復帰施設、心の健康 対策、精神疾患の予防・診断・治療に関する研究、精神保健、医療福祉を担う 専門スタッフの養成確保、精神障害者に対する差別・偏見の解消への取組み、 そして診療報酬のあり方の改善などが盛り込まれている。これらを踏まえ、厚 生労働省は、精神障害者医療保険福祉対策5ヶ年計画(ダイヤモンドプラン( 仮称))を策定、予算措置に努力するとともに、これらの実現に向け法案を来 年の通常国会に提出する予定。
保岡代議士は、「鹿児島の今村一英先生をはじめ医療関係者の皆さんと共通の認識を亭受し、良い結果が得られて満足している。これからが問題だ。皆さんの更なるご協力が必要だ。」と述べた。